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2014正月登山@八ヶ岳

      2014/08/19

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今年の正月も八ヶ岳で迎えることができました。

2年連続で八ヶ岳の年越し
初日はピーカン後はガスまみれ

昨年に続き、八ヶ岳での年越し。
ヨメさまに許可を頂き、30日から2泊3日で行ってきた。

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出発は29日、毎日アルペン号の深夜直行便で美濃戸まで。
バスの乗車時間は3時間ほど。この行きやすさが八ヶ岳の魅力のひとつ。
深夜3時、美濃戸口・八ヶ岳山荘着。トイレに行きたくなって1階を入ると寝袋敷いて寝てる男性が居てビビった。
1階から2階にある部屋へは上がれないので、外階段から回って入り口を入ると、そこは6畳程度の個室。そこが男性の相部屋として今夜仮眠する場所だったようで、布団が4セット置いてある。
することもないので、そそくさと布団を敷いて就寝。6時に起きて出発。
今回の山行では、阿弥陀岳にどうしても行きたくて、美濃戸口から御小屋尾根を上がって阿弥陀岳、そのまま、中岳経由で赤岳に行くか、行者小屋から文三郎尾根を上がって、途中から中岳コルを目指して阿弥陀岳に行くか、最後まで迷った。
御小屋尾根は、もしかすると人も少なくトレースも曖昧ではなかろうかと躊躇し、南沢経由で行者小屋ルートを取ることにした。
今思えば、これが最大の判断ミスだった。

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行者小屋まではアイゼン無しで気持よく歩ける。途中、近距離でカモシカに遭遇。去年も北沢にいたなぁ。
この日は風もなくとにかくいい天気。行者小屋までは汗ばむほど。
行者小屋につくと色とりどりのテント。早くも上から降ってきた人たちも居て賑やか。阿弥陀岳の頂上にも登っている人が見えた。

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早めの昼食をとって、アイゼン装着。ストックのまま出発。
文三郎尾根手前の分岐で、阿弥陀岳方面に足を踏み出してみるものの、かなり雪が柔らかく、時間的に無理そうな気がしたので引き返し、改めて文三郎からアプローチ。
意識してゆっくり歩くようにしたためか、途中で中岳に向かうと日が暮れそうな気がしたので、そのまま赤岳へ向かい宿泊先となる天望荘へ。

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いつも休憩でお世話になる小屋へ
初の泊まり

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赤岳展望荘は、八ヶ岳登山ではいつも寄るところで、コーヒー飲み放題ということもあってついつい長居してしまう罪な小屋。
今回、初の宿泊。さすがの賑わい。
急いでダウンパンツに履き替え、リラックスモードに。
今回の山行は、衣類を少なくすることで軽くしようとダウンパンツを購入。部屋着はダウンと決めて、その他は予備の下着と街着として履いてきたユニクロズボン。それ以外はすべて着っぱなしと決めてた。
ベースレイヤーは、モンベルのメリノウール。肌触りもいいし、結構汗をかいたけど本当に冷えない。匂いもしない。
ダウンパンツはふわふわした履き心地からか精神的にも安らぐ。
上着として持ってきたダウンジャケットは結局着ることもなく、プリマロフトのミドルレイヤーだけで十分だった。



ディナーはバイキング形式。
生ハムも振る舞われてとても贅沢。
驚いたのは、中国の方と思わしきグループがいた事。
男性5名、女性1名のグループで、女性は、嫌々連れて来られたオーラが出ていたけれど、男性陣は眩しいばかりのアルパインスタイル。ガイドも居ないように見受けられ、どうやら個人のツアーのご様子。
ってことは、かなりの身分の方たちではなかろうか。とても礼儀正しい方々だった。

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山小屋は色々行ったけど、これだけのメニューを揃えてしかも食べ放題とか本当にすごい。
育ちが悪いので、バイキングとなると苦しくなるほど食べてしまう性。
地下トンネルへ至る階段で落ちそうになるほどたらふく食べてぐっすり。

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ガスと強風の2日目
メインイベントはぱっとせず

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開けて2日目。朝からすごいガス。風も強い。
去年と同じく、地蔵尾根からそのまま下って赤岳鉱泉にするか、去年断念した横岳〜硫黄岳を縦走するルートにチャレンジするか、決めきれずダラダラと小屋でコーヒーを飲みまくる。

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そうこうしているウチに9時を過ぎ、小屋にいる人も少なくなってきた。
重い腰を上げていざ、横岳。
視界は5〜10m程度か、とにかく風が強い。同じルートを行く人達はまばらだったものの、トレースもしっかりしており、特に問題もなく走破。
横岳から硫黄岳へ。硫黄岳のアプローチでは益々視界が悪くなり、ひとつ先のケルンがやっと見える状態。
意識してゆっくり歩き、硫黄岳にも無事登頂。風にあおられながらも、慎重に通過して、赤岩の頭経由で下山、赤岳鉱泉着。

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小屋はご存知のとおり大混雑。
今年は、なんと団欒室に案内され、奥にあるトイレに行く人達ががんがん横切る部屋で寝るという状況。
幸いどこでも寝れる体質なので、無問題。
ミレーなど、ウェアやザックを見上げながら寝るってのも、ある意味贅沢な気分。

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で、夜。
なんで大晦日は赤岳鉱泉なのか、という最大の理由であるビンゴ大会の時間。
この小屋、大手山系スポーツ店など数多くの協賛が付いているという商売上手な小屋で、年末にはスポンサーから提供された品々が大量放出されるのである!
昨年、Nothface Climb Very Light Jacketをゲットするという幸運に恵まれ、2年目も頂こうと泊まりに来たという、ある意味この山行のメインイベント。

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今年もひとりで6枚もビンゴシートを買ってテンション上げて参加するものの、パッとせず。
ポーラテック素材のバラクラバをゲットしたが、大物は不発に終わる。
ビンゴ大会も終わり、就寝前に夜空を見上げると、雲ひとつ無く星がきれい。
明日の最終日に期待しつつ、展望荘の大食いが効いたのか、年越しそばも食べずに、さっさと床についた。

最終日、天気最悪
爆風の阿弥陀岳

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5時起床。1時間の寝坊。
ザックを持って自炊室へ移動し、弁当にしてもらった朝食を食べながら着替え、6時に出発。いざ、阿弥陀岳へ。
行者小屋へ向かううちに夜も開けてきたが、本気の曇り空。雪もちらほら降っている。
初日はあんなにいい天気だったのに、この日は全く躊躇せず文三郎尾根との分岐を阿弥陀岳方面へと突き進む。

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分岐から1時間ほどはトレースもあり、さほど苦にならなかったが、勾配がきつくなるにつれ、トレースがわからなくなってきた。
前を歩く人も居ないし、後ろからも誰もこない。
時折突風も吹いて、ちょ〜心細い。

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途中から完全にトレースがわからなくなり、ツボ足で膝まで沈みながら、地図を頼りにひたすら登る。
中岳のコルとぶつかるところにある梯子に到着して、ひとりガッツポーズで歓喜。
ここで腰を下ろして休憩。

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ここから本格的な上り。
斜面がきついせいか、道を間違えているのか、まったくトレースを見つけられない。
視界は2〜3m、全く周りが見えない。引き返すにも、滑落の不安の方が強く、それもできない。
幸い風が弱かったし、雪はしっかりしていたので、とにかく頂上を目指すことにした。

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分岐から約3時間。阿弥陀岳登頂。
が、すんごい風。しかも雪が飛ばされて目を開けていられない。
完全なホワイトアウトである。
上りで風が弱かったのは山が風を遮っていたからであって、この天気じゃ当たり前というわけです。はい。

こんなところには長く居られないのでとっとと下山。したいんだけど、トレースがわからない。
頂上の木札を頼りに進むも、何やら険しい崖。少し降りてみるものの、これはロープが無いと絶対降りられない。どうやら南壁に取り付いたらしい。
というわけで、再度頂上へ登り返し、這うようにトレースを探して無事、御小屋尾根方面へ。
西ノ肩と梯子も出てきてホッと一息。
その後の急坂もロープが埋まらず使える状態だったので、特に問題もなく降りることができ、樹林帯へ。
ようやく風も弱くなってきた。

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樹林帯に入った安心感もあって、ふかふかの雪で尻セードしながら下山。
この下りでルートの確認を怠ったのが仇となり、気がついた時にはルートを見失うというミスを犯す。おかしいと思ったら引き返すのが鉄則なのだが、ここで赤布を見つけ、それを疑うこともなく無心にたどり始めてしまった。
木々の中で目を凝らしながら赤布をたどっていくが、どんどん森の深部へ進んで行くのがわかる。
とてもツボ足では歩いて居られないので、ワカンをつけたが既に自分がどこを歩いているのかわからない。地図を見ても、行きたい方向とはどうやら違う。どんどん深みにハマっていくのを自覚しつつも、とにかく下ればなんとかなると思ってひたすら下った。

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11時を過ぎても状況は改善しない。ただ確実に下っていることは間違いない。
美濃戸口15時半発のバスに乗る予定だったが、気持ち的にこれを諦めることにして、ひと休みして落ち着こう。
ちょうどいい岩棚を見つけ、昼食の準備にとりかかる。
が、ザックのサイドポケットに入れていたはずのテルモスがない。おまけにストックも1本しかない。
これを落としたことにも気がつかないほどテンパッてたということで猛省。食事をする気も失せたので、甘いコーヒーと行動食に変更。雪を溶かしながらiPhoneチェック。

iPhoneはLTEを掴んでバリ3。かなり下ってきていることを確信。下のほうからしっかりと人の声も聞こえる。
地図を改めて確認すると、途中から北へ向かってしまったようで、南沢付近にいる模様。声がした方向へさらに下ると、沢向こうにトレース発見。
やっと登山道に戻れた。

声の主は、南沢ルートの脇を入ったところにある滝でアイスクライミングをしている男性ふたり。彼らが居なかったら戻って来られなかっただろう。
そのトレース沿いに進んで南沢ルートに合流。
やっと帰れる。
ごめんなさい、もうしません(泣。

美濃戸山荘でアイゼンを外して身支度を整え、薪にあたりながらお茶をいただく。
美濃戸口に向かう途中でようやく晴れてきた。
別荘地に差し掛かると大きな鹿に迎えられ、14時50分、無事、美濃戸口到着。
速攻で風呂に入って、予定のバスで帰宅しました。

バスの中でひとり反省会。読図力を鍛えないとダメです

自分がどこにいるのか、をしっかり把握できるスキルを身につけないとダメですね。
読図の勉強やり直します。

 -ぼやき, トレッキング, ,

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